マッチングアプリの中には、アメリカ発のSNSであるフェイスブック(facebook)アカウントと連動しているものが多い。
連動と言うか、正確にはフェイスブックアカウントを使って登録を行うタイプのものだ。
これにはメリットもあるが、デメリットもある。
今回は、「フェイスブックアカウント認証(登録)の婚活アプリのメリット・デメリット」について書いていきたい。
フェイスブックアカウント認証(登録)の婚活アプリとは
一時期はマッチングアプリ(婚活アプリ・恋活アプリ)といえばフェイスブックアカウントでの登録が主流だった。
しかしながら、現在はフェイスブックアカウントがないと登録できない婚活アプリは減った。
例えば、2024年現在ではほぼ皆無だ。
2018年頃まで、ウィズはフェイスブックアカウントがないと登録できなかったが、それも終わった。
ペアーズも、元々はフェイスブックアカウントがないとダメだったが、今は別の方法で登録できるようになった。
確か、2017年11月だったかな。そのくらいから、ペアーズ側で間口を広げるために仕様を変えたようだ。
フェイスブックアカウント登録の婚活アプリのメリット
それでは本題、フェイスブックアカウント登録の婚活アプリのメリットに行ってみよう。
まず、マッチングアプリ側がフェイスブックアカウントで登録させている本来の意味としては、「きちんとした人に登録してもらいたい」ということに尽きる。
だからこそ、フェイスブックできちんとアカウントを持っており、10人以上の友人(フレンド)がいる人だけを登録可能、としているのだ。
これにより、何が入ってこないかと言ったら、「業者」である。
出会い系サイトなどのネット出会いには、援デリ業者や個人情報を収集する業者が入り込むのが常だったのだが、このフェイスブックアカウント登録のシステムにより、マッチングアプリ内部には業者があまりいない。(存在はするが、出会い系よりは圧倒的に少ない)
それも当然で、業者が出会い系に入るためには携帯番号を準備しなければならないが、マッチングアプリだと「10人の友人がいる」フェイスブックアカウントを用意しなければならないのだ。
きちんとした入手経路を持っている業者からすれば、大量の携帯番号を用意するのはそこまで手間ではないが、大量のフェイスブックアカウントを用意するのは手間らしい。
相互にアカウント間で友達登録すればいいという考え方もあるが、おそらくマッチングアプリ側で「業者のフレンドとして登録されていた人」のリストなども持っており、業者アカウントの再利用を防いでいると思われる。
というわけで、フェイスブックアカウントでの登録の最大のメリットは、婚活アプリ内部に業者が少なくなることだ。安全性と言い換えてもいい。
マッチングアプリ以前にはずっと出会い系を使っていた身からすると、出会い系攻略=業者攻略といってもいいので、業者が少ないということには多大なメリットがある。
フェイスブックアカウント登録の婚活アプリのデメリット
一方、フェイスブックアカウント登録のデメリットは2つある。
1つは単純なもので、フェイスブックアカウントがないと登録できないことだ。(このため、2024年現在では、ほぼフェイスブック必須アプリはなくなった)
全員が全員、フェイスブックをやっていると思ったら大間違いで、そういったSNSを好まない人は多い。
実際、フェイスブックではザッカーバーグCEOが謝罪する事態に発展した、個人情報の売り飛ばしが発覚している。
もう一つが、身バレリスク(知り合いに身分、というか利用がバレること)だ。
もちろん、ウィズやペアーズなどのマッチングアプリは、身バレが起こらないようにしている。具体的には、フェイスブック上で友達になっている人は表示されないようになっている。
しかしながら、最初にフェイスブックからデータを持ってきてしまうのは事実なのだ。
イニシャルとは言え名前も持ってくるし、画像も持ってくる。これらは登録後に変更できるが、不安が全くないかと言えばそうでもない。
この点においては、完全に匿名なタップルやら、出会い系サイトやらにウィズが負けてしまうことは否定できない。
身バレしたくないけどマッチングアプリを使いたい場合には?
身バレしたくないが、マッチングアプリを使いたいという場合には、タップル(タップル誕生)は完全に匿名なので、結構お勧めだ。
これは俺も一時期婚活に取り入れていたアプリで、「趣味を通じて仲良くなる」がテーマ。
上場企業であるサイバーエージェント(正確のはその子会社である、マッチングエージェント)が運営しているので、一定の信頼性もあると思う。
もちろん出会い系も完全に匿名だが、おそらく「俺の婚活」という名前のサイトに来てくれたということは、出会い系のアングラな感じはあまり好きではないのかもしれない。
その場合には、タップルを使ってみるのもいいと思う。