結論から言うと、色々調べたがきちんとしたデータがないのが、「婚活サイト経由で知り合った場合の離婚率」だ。
俺自身もウィズという婚活アプリで知り合って結婚しているので、気になって調べたのだが、全然出てこない。
婚活会社からすれば「把握できていない」もしくは「把握していたとしても出したくない(高いと思われたくない)9のだろう。
政府からすれば「ネット経由という調べ方はしていない」だと思う。
というわけで今回は、「婚活サイトでの離婚率はどうなの?」を考えてみたい。
婚活サイト以外での離婚率
まず、蛇足から入って恐縮だが、「婚活サイトに限らない離婚率」、つまり世間全体での離婚率はいかほどなのだろう。
ここから調べてみた。
その結果、有名な話である「3人に1人が離婚する」というのが全く正しいとわかった。
これは政府統計(人口動態)でわかるのだが、婚姻率に対する離婚率は約34%。これはもちろん日本の話だ。
というわけで、全体では30%以上(10人に3人以上)の夫婦は離婚するということだ。
問題は、婚活サイトで知り合った場合に、これより悪くなるのが、それともよくなるのかということだ。
冒頭にも書いた通り信頼できる統計データはないのだが、考えてみたい。
婚活サイト経由での離婚率を調べると
そして本題、婚活サイト経由での離婚率についてだ。
この問題は、大手マイナビが運営するマイナビウーマンも調査したようで、こう書いてあった。
ネットの記事では、「お見合いで結婚したカップルの離婚率10 %。恋愛結婚で結婚したカップルの離婚率40 %」などと出てきますが、データ記載のサイトは見つかりませんでした。
マイナビウーマン
さすがにマイナビウーマンは大手企業が運営しているだけあって、きちんとしていると思った。
俺もかなり時間を割いて調べたが、マイナビウーマンと同じく「10%と言っている記事が多いが、データ記載のサイトはなかった」となった。
多くのサイトでは「10%と言われていて普通の30%より少ないですよね。その理由は・・・」と、根拠のない数字を前提として無理やり進んでしまうのだが、すごく違和感がある。
ネット婚活業界の人に聞いたら驚きの答えが!
というわけで、データでは正確なところは分からない、ということになってしまう。
なので、こうなったら人力(じんりき)だ。
そう、婚活サイト業界の人に聞いてみたらいいのだ。
データは持っていなくても、その業界に身を置いているプロがどうとらえているのかはわかるだろう。
現在、新興のIT企業までが婚活アプリに参入している(ペアーズのエウレカ、ウィズのイグニスなど)時代なので、実は俺にもネット婚活業界の友人がいる。
大学時代の知り合いなので、気兼ねなく普通に聞いてみた。
そうしたら、意外な答えが返ってきた。
その答えとは、「確かにデータはないけど、同じくらいだと思う。つまり3割」とのことだった。
婚活サイトの離婚率はなぜ3割なのか?
ただ、これは「まあ、普通の夫婦と同じくらいでしょ」という無根拠な推測ではなかった。
婚活サイトの特殊性は、プラスにもマイナスにも働く。
プラスで言えば、「そもそも出会いがない上に結婚願望がある人が多いので、せっかく結婚出来たことを大切にする気持ちが強い」ということ。
マイナスで言えば、「婚活サイトを使えば結婚できる(再婚もできる)のを知ってしまっている」ということがあるという。
婚活サイト経由の結婚における離婚率は、この2つの要因が合わさって、プラスマイナスゼロ(=全体と同じで3割程度)のイメージらしい。
というわけで、こちらもデータ的な根拠はないのだが、プロは「普通と変わらない離婚率だ」と考えているようだった。
もちろん、プロによってもいろいろな意見があると思うが。
婚活サイト経由の離婚率まとめ
というわけで、今回の内容をまとめておきたい。
- 一般的な離婚率は34%で、3人に1人の割合
- 婚活サイト経由の場合は10%といわれているが、根拠は見当たらない
- 知り合いのネット婚活業界の人に聞いたら「やはり3割で、全体と変わらない」との回答
ということだ。
この記事にたどり着いた人は、「ネット婚活ってどうなんだろ?離婚率の面で有利なんだろうか、不利なんだろうか。せっかく結婚しても、すぐ離婚はなあ・・・」と考えているのかもしれない。
その場合、このブログの結論は「有利でも不利でもない」という答えになる。
ただ、俺自身がネット婚活で結婚していることからも分かる通り、ネット婚活は婚活手段としてはコスパ・確実性ともに最高なので目の付け所はGOODだと思う。
まあどう見ても離婚率がアホみたいに高いということはなさそうだ。
とにかくやってみると、「案ずるより産むが易し」かもしれない。俺はそうだった。