婚活サイトを利用していると、相手から好意を持たれることがある。
実際、そのために利用しているわけなので嬉しい瞬間だが、「自分が好意を持っている相手から、好意を持たれる」とは限らない。
そう、お断りしたい相手からの好意、というのも割と珍しくない。
とはいえ、日本人は断るのが苦手な民族。俺自身も、飲み会なら2秒で断れるのだが相手の好意はむげには出来ない。
そうはいってもやはり、「遠慮したい相手」なら断らなければいけないのも事実。
というわけで今回は、「婚活サイトでの断り方は?」をお送りしたいと思う。
婚活サイトで断らねばならない時
まず、簡単に婚活サイトではどんな時に断ることになるのかを書いておこう。
おそらく、以下の3つしかないと思う。少なくとも俺自身の婚活経験で言えばこれだけだ。
ただ、あくまで男性の視点なので、女性ならもっとあるのかもしれない。
- 見た目(顔)がタイプではない
- 条件が合わない(住所や年収、年齢など幅広く含む)
- 目的が違う(自分は婚活したいのに、相手はエッチ系など)
こういう相手から「メッセージ」や「いいね!」(サイトによって異なる)をいただいてしまった場合、これから書いていく「お断り」をしなければならないというわけだ。
婚活サイトで「お断り」する必要があるか?
とはいえ、もう一度考えてみる必要がある。
何をかって、「そもそも婚活サイトで『お断り』する必要があるか?」についてだ。
おそらく、「婚活サイトでの断り方は?」という記事を見てくださっているあなたは真面目な方だ。
誠実な方以外、こんなことは気にしないだろう。
なぜかといえば、婚活サイトをはじめとする「ネット出会い」での主な断り方は、無視だからだ。
相手も、「いいね!」したのに「いいね!」が帰ってこなかったら、「ああ、自分とは合わなかったんだな」と諦める。
メッセージを送ったのに返信がなければ、「そういうことか」と分かる。
あなただってそうではないだろうか?
実際、これは婚活サイトでは無礼なことではない。
むしろ、いちいち断る理由を記載し、相手に「お断りメール」を出すほうが(誠実ではあるが)相手を傷つけることになるかもしれない。
よって、「まだ会っていない段階では、無視で断る」のがオーソドックス、かつ現実世界とは違って無礼ではない。
相手の気持ちを傷つけないという観点や、後々のトラブル防止という観点でも、「無視」が最適解だと思う。
「無視」というのは、現実では無礼極まりない。
しかしながら、婚活サイトやマッチングアプリ、出会い系などのネット出会いでは最もポピュラーな「断り方」なので、覚えておいてほしい。
婚活サイトで、会った後の断り方
なので、必然的に考える必要があるのは、2つ。
「メッセージ交換したけどダメだった場合の断り方」と、「会ったけどダメだった場合の断り方」になる。
まず、会っていない段階(=メッセージ交換の段階)なら、フェードアウトしていくだけでいい。
メールの頻度を極端に下げていくのが王道だ。
とはいえ、すっぱり切りたい場合もあるだろう。
その場合は、この後お話する「会ったけどダメだった場合の断り方」と同じになる。
では、肝心の「会ったけどダメだった場合の断り方」に移ろう。
この場合の断り方が一番デリケートだ。
「タイプじゃなかった」などという「一番よくある、正直な理由」が結構相手を傷つけるからだ。
結論、一番いいものだけを記載する。
「気になる人が出来てしまいました」がベストだ。
これは俺自身言われたことがあるのだが、どうしようもない。
相手も婚活をしているのだから、自分以外にも会っている(少なくとも、会う可能性が大きい)のは知っている。
さらに、「自分に非がある」わけでもない。
「相手がいい人を見つけてしまった」だけなのだ。仕方ない、ということに尽きる。
誰も傷つけないのが、この言い方だ。
それでいて、普通であれば「相手は自分のところに来ることはないのだな」と強く察することが出来る。
もし、これを言っても「僕にも一度会ってください」とか「俺にチャンスをください」という人は無粋だ。
ストーカー気質ともいえるので、そこからは無視でいい。
婚活サイトの断り方まとめ
今回は、婚活サイトの断り方について書いてきた。
ポイントは以下の2点だ。
- 会う前でいえば、基本的にわざわざ「お断り」と伝える必要はなく、無視orフェードアウトでOK
- 会った後なら、「気になる人が出来た」がベスト。食い下がる相手は無視でOK
これは一応、出会い系やマッチングアプリ、婚活サイトなどあらゆる「ネット出会い」を利用してきて、数えきれないほど断られ、数えきれないほど断った人間の「結論」だと思ってくれていい。